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皆さんは、命・卜・相・医・山(めいぼくそういざん)という言葉を聞いたことがありますか?
占いの種類を詳しく知るうえで必ず押さえておきたいところなので、命・卜・相・医・山(めいぼくそういざん)についてお話ししていきます。
星座占いや生年月日占い、四柱推命。生年月日や出生地などを使ってその人の生まれ持ったさだめや運命を占う占いはココ。一生変わらない運勢がわかるので長ーいスパンの運勢などを占うのに適しています。
タロット占いやおみくじ。その時その時に出た内容によって占っていくのはココ。占う時期によって結果が変わりやすいので、何かを決断したり直近の未来を知りたい時はこの占いが一番です。
手相占いや風水、ほくろ占い。その人の特徴で占うのはココ。手相や人相みたいに何年も変わらないけれど、かといって一生変わらないわけではないものを見て占っていきます。「命」と「卜」のちょうど中間的な占いです。
これは現代でいう占いじゃありません。「医」という字の通りツボやお灸、漢方などのような東洋医学の事を指します。整体やカイロプラクティックがこれにあたります。
これも占いじゃありません。太極拳の呼吸法や気功などです。
「医」と「山」は今でいう占いではないです。今でこそ漢方や呼吸法は科学的にも効果があるのがわかってきていますが、昔はそんな科学的な裏付けはありませんでした。そんなわけで「この種を煎じて飲むと健康にいい」とか「亀の甲羅がこんな風に割れたら不吉」とかのような、ある種の不思議な力や効果はまとめて同じように考えられていました。
昔の時代を描いたドラマなどをみると、呪術師がまるで医者のように王宮に病気の治療に向かっているシーンがあります。昔は医療と占いはとても近い位置にあったことがわかります。
長く科学的な根拠のなかった漢方が今ではお医者さんで出されるくらいに効果が実証されているので、四柱推命や手相などのように歴史のある占いにもまだ解明されていない不思議な意味があるのかもしれません。
命・卜・相・医・山(めいぼくそういざん)という中国五術の考え方を知ってもらいましたが、でも何か抜けがあるように感じませんか?
そうです、霊感や霊視といったスピリチュアル系の占いが抜けていますよね。
というのも、もともと霊感は占いとは別のものでした。霊感があるからといってそれを占いに利用するかどうかはまた別な話ですよね。
しかし一方でデジャヴュや予知夢、それに日本のいたこのようなシャーマンのように霊感と占いにはとても近いトコロがあるのも事実です。
「命」や「相」は皆さんご存知の通り、生年月日占いや手相占いなど本にまとまるくらいですので霊感がなくてもある程度は占う事ができます。「〇〇な人は〇〇が多い」みたいな統計学的な側面が強い占いともいえます。
力のあるシャーマンが行ってはじめて強い結果がでるのが「卜」なので、霊感などのスピリチュアル系の占いは「卜」に含む場合があります。